針屋書店キャラクターMIX第017回レト

コロン

トパジア

コロン「……第17回は、レト・バルキア伯爵……レト君だね……」
トパジア「斜陽気味のミドルン王国の女王エレ・ミドルンの結婚相手。現在バルキア侯爵。国民からは馬鹿にされていて、通称「ミドルンの種馬」。どうして、こうなったんだ」

コロン「……ローサルの野郎がローサリアを作ったから、いけないんだ。あちゃいは許さないぞ……キラーリボンのタリマ達「可憐暗殺隊」は、ローサリアの特殊部隊「ジャスティスメン」連隊に所属して……スカイとマリアちゃんが、ヘルハウンド連隊で働いていたときに何度も戦っているんだ……。殺人雨傘のエプトナは、ヘルハウンド連隊所属のスカイと、主義主張の対立から激しく喧嘩して、ローサリア宰相シャール・ジャーハと結婚するんだ……タリマ、なんで、あちゃいが、母ちゃんの病気を治す薬を、無料で作ったのに、裏切ったんだ……なんで、あちゃいは、こんなにも裏切られ続けるんだ……」
トパジア「昔に恩を売ったことを、ぐじぐじ言うのは止めようよコロン。見苦しいよ。まあ、ミドルン王国の「現在」を考えると愚痴るのも判るけれど。では、店長から貰った、設定資料集を読んでいくよ。レト・バルキア伯爵は、「残虐非道なバンパイア・ロードのレト」が、バンパイアの弱点である、太陽の光を浴びても平気なように、人間の女性の母親との間に作ったバンパイア・ハーフの体である。「善人で正直者の人間のレト」は、「残虐非道なバンパイア・ロードのレト」が作った疑似人格である。レトがリーダーを務める男友達五人で作った「ブラッディ・ソーン」は、「善人で正直者のレト」が、正義のヒーローになりたい夢をもっていたため、「残虐非道なバンパイア・ロードのレト」の力に吸い寄せられて集まってきた五人で、悪者達を倒すために結成している。超能力を使って暗殺を行う、「レキの一族」のサイカは、超能力を使う「レキの一族」がチートキャラ揃いで危険すぎるため、暗殺者ギルドが総力を挙げて、虐殺を行おうとした。その際に、サイカは、「レキの一族」と別れ別れになってしまう。そしてサイカは、瀕死の重傷を負ったところを「善人で正直者のレト」に助けられた。「善人で正直者のレト」はサイカの命を救うためにガブリと噛んで、下僕にしてサイカの命を救う。それ以来サイカは「善人で正直者のレト」に仕えている。だが、全員殺されていたとサイカが考えて居た「レキの一族」は、超人格闘家、水・戦武が指揮する「秘密結社不死鳥」に守られていた。「レキの一族」と、「勇者(ヒーロー)編」の終盤で再会したサイカは、大魔王ダークマターが滅びた後で、レトから暇乞いを貰い、「二代目不死鳥」ジーウーに率いられた「秘密結社不死鳥」と共に、サイカはタビヲン王国へ行く。優秀な神学生だった、マーク・ストーンズは、世の中に不条理に苦しみ、人間に絶望し、魔王を神と崇める多神教の「殺しの秘文字教」の邪神官に闇堕ちする。「殺しの秘文字教」は死神を崇めるカルト宗教のため、キリィ・ダーマとなったマーク・ストーンズは、死霊術士ネクロマンサーの力を持っている。そして、キリィ・ダーマは、「残虐非道なバンパイア・ロードのレト」に仕えている。人間嫌いのキリィ・ダーマは「善人で正直者のレト」とは友人のフリをしている。だが人間嫌いのキリィ・ダーマの心の中には、主への強い信仰心が残っている。マリネの従兄弟のジョルジョ・ソルトは、妹が仮死状態で罹っている、不治の病「眠り病」を治すマジック・アイテムが、バンパイア・ロードが、滅びたときに現れる、「血の緋石」であるため。「血の緋石」を手に入れるため。「善人で正直者のレト」と決闘をして、一度勝つ。だが瀕死の重傷の中「善人で正直者のレト」の中から「残虐非道なバンパイア・ロードのレト」が現れてフルボッコにされて、ガブリと噛まれて、ジョルジョは「残虐非道なバンパイア・ロードのレト」の下僕になる。ジョルジョは従姉妹のマリネから「ジョルジョお兄ちゃん」と呼ばれている。「勇者(ヒーロー)編」の最後の方で、「血の緋石」を手に入れた、ジョルジョは、大魔王ダークマターが滅びた後、素早く、「血の緋石」を持って沿海岸州連合王国の妹の所へ行く。トーテルは、悪の大魔法使い「呪いの渦」配下の「永遠の旋律学派」のスラッシャーの長で、「残虐非道なバンパイア・ロードのレト」が、「呪いの渦」の命令から背かないように見張る監視役の役目を与えられている。だが、トーテルの正体は、天使で、神の国から送り込まれたスパイだった。「勇者(ヒーロー)編」のエンディングで、同じく神の国から送り込まれた天使だったマリアと一緒に天使の軍勢と共に、神の国に戻っていく。トパジアが、姉のローザ・バイオレットこと、セルラ・クトイハに、お腹に大穴を開けられて、一回臨死体験をしたとき、土下座してキリィにトパジアを治す事を頼むコロンだった。だが、キリィは、トパジアが人生で悪事を沢山行ってきたこと知っているため、見殺しにしようとするが。トーテルが、キリィを説得して、トパジアの、お腹の大穴は、神学生マーク・ストーンズの力で塞がり命は助かる。いやあ、あの時、本当に死ぬほど痛かったわ。コロン、本当に、土下座して私の命を助けてくれたの?」
コロン「……うん……」
トパジア「やっぱり、私たち親友だからね。でもセルラが開けた土手っ腹の風穴の傷は塞がっても醜い傷跡が残っているから、あたしはビキニが着られないんだけれどね。ジーウーは全然気にしていないけれど。じゃあ続きを読むよ。ドゲッサー編では、ミドルン王国の三大派閥の領袖達が、主導権争いを続けている。「善人で正直者のレト」は、バルキア伯爵領内に立地する、コモンの超名門校マルグリア学園の初等部時代に知り合った、ミドルン王国の王女エレ・ミドルンの偽名、リレス・バーモルと、仲良くなる。将来を約束する二人だったが。ミドルン王国は、不穏な足音が、ドゲッサー編で、し始める。影武者のニセ者のエレ・ミドルンが殺された事件で、ミドルン王国の情報組織「ウイッキィド・ゴースト」のアンから、スカイ達四人に、犯人捜しのミッションが下る。スカイ、マグギャラン、コロン、フィッタの四人が、「潜入!マルグリア学園!」の話で、犯人捜しを開始する。この仕事の時にコロンとリレス・バーモルこと、エレ王女は友人になる。なんだ、なんで、エレ女王と知り合いなのか不思議だったけれど、アンが原因なんだ。それで、レト伯爵とドゲッサー編でも知り合いだったんだね」
コロン「……うん、そうなの……でも、「ガミオン貴族派」が、リレスちゃんの支持母体だけれど、一般人達が不穏な空気を、ドゲッサー編の時点で漂わせているの……でも、選民議会を作る事を主張する「ベチャル改革派」も、地代地主出身の官僚達が、貴族の派閥「ガミオン貴族派」と戦っている変な状態だったの……でも、後で、「ビューティフル・ライフ学派」のスラッシャー達が関わっていた事を知ったけれど……」
トパジア「まあ、ウチの国の陛下は、ユッタという優秀な女宰相を登用したから、タビヲン王国では、貴族も、平民も、混沌の大地の原住民のモンスター達も、みんな陛下を尊敬しているだよね。しかも、イシサがブチ壊れたときに、混乱をタビヲン王国の軍隊を自ら率いて平定して、「呪いの渦に」心を奪われて闇堕ちしていた、タビヲン王国史上最強の国王「黒竜王」が率いる闇の軍勢を倒して、更に武名も上げているし。戦国時代に突入しかけたイシサが在った西コモンを女宰相ユッタの進言で、連邦制に纏めて、陛下が西コモン連邦の初代大統領に就任しているし。ほぼ最強超人よ。ウチの国の陛下は。でも、ローサルと仲いいけれどね」
コロン「……あー、リレスちゃんと、あちゃいは酒飲んで現実逃避をすることしか出来ないんだ……レト君は、「残虐非道なバンパイア・ロードのレト」が滅んだ後、弱体化しすぎたし……レト君は温厚な性格だから、リレスちゃんの尻に敷かれても文句言わないし……バッシングを受けた、あちゃいはスカイに慰めて貰っているけれど……」
トパジア「ほう、そういう事だったのかコロン。今度の女子会で、スカイとの話を詳しく語ってもらえないかな。では、次は「鳥頭るり子(トリガシラ・ルリコ)」、日本人か。どうしたコロン?」
コロン「……ゴメンなさい。あちゃいのせいで、るり子ちゃんは正義の魔法少女を2年間務めた後で……高校受験で失敗して闇堕ちして、「魔界少女カオティック・ヘルリィ」になって、ドゲッサー編で、ティック・ニューロー配下の監獄学校の生徒「プリズン・ホラーズ」の一員として……敵になっていたの。るり子ちゃんとヘルリィが同一人物と気がつくのは勇者(ヒーロー)編が終わって、あちゃいが、マルグリア学園の学園長をしている時なの……後で、マルグリア学園に入れて、るり子ちゃんが勉強が出来る子にして、責任は取ったんだけれど……」
トパジア「ドンマイ、コロン。誰でも失敗はあるよ。詳しい話は次回だね」
コロン、トパジア「第18回で、お会いしましょう」