針屋書店キャラクターMIX第009回レア

レア・モリブデン

トパジア「針屋書店キャラクターMIXの9回目は、レア・モリブデンだね。「レギオン」のヒロインで、私と同じスーパー天才美少女だった。でもレギオンの登場時は21歳だし。博士号にMBAに企業国家BOUND社の出雲支社長と、話せる言葉は、EASU標準語の英語の他に8カ国語と、どんだけ盛っている女だ」
コロン「……店長から渡された資料集では、レアは、かなり人種的には、様々な人種や民族の血が混じった女性なの。日本人の血も少し引いているし、銀河大航海時代を象徴する意味が、あるんだって……モリブデンの姓は、非地球型惑星にあるモリブデニウムの鉱床で先祖が鉱山労働者として働いていたからなの……」
トパジア「そうか、では、読んでいくよ。レアは日本語が公用語の惑星セレスの国家、出雲の支社長に就任した時に、玲亜・盛部田(レア・モリブデン)と、自分で日本人らしい漢字を名前に当てている。だが、レアの生い立ちは悲惨で。両親が、レアが5歳の時に、企業国家BOUND社の企業国家軍の兵士として戦死。早期教育のプログラム入っていたレアは、身寄りの無い状態で、BOUND社の奨学金を得続けるために泣きながら猛勉強を続けて、15歳で博士号を取って早期教育の成功例となる。レアは経歴は立派だが、学者としては才能が、無いことを自覚している。だがBOUND社のエリートコースに早期教育の成功例として乗る事が出来た。BOUND社のセントラルシャフト「ザ・ライン」に博士号を修得して15歳で入る。レアは外見的には整った容姿と、上手い会話で、人当たりが良く社交的だが、内面はズタボロで自信が無い一面がある、実は重度のメンヘレで、「レギオン」の主人公の霧沢鉄男に対して一方的に好意を寄せていく。BOUND社は、GADIC社と親しい関係を持っている企業国家で、リーグの企業国家からは「GADICの飼い犬」と呼ばれる。BOUND社は、中小規模の企業国家の例に漏れず、非EASU加盟諸国にも支社を持っている中堅企業国家である。非EASU加盟諸国には様々な形式の恒星間国家同盟が在る。エボリューション文化と呼ばれる、EASU誕生前の「ジ・アース」時代に企業王朝時代を築いた反道徳的な、人類の進化と無規制な科学技術の使用を肯定する文化のスタイル「エボリューション」の後継者を自称する恒星間国家同盟「エボリューション・スペーサーズ」。特権階級が支配する身分制社会の封建主義国家で、正式な議会を持たない恒星間国家同盟「ジ・エンパイア」。極端な社会主義を掲げる恒星間国家同盟「CSU」。宗教的な原理主義の恒星間国家同盟、などの好ましくない恒星間国家同盟が他にも沢山在る。「レギオン」の時代は、EASUは非EASU加盟諸国と恒星間宇宙戦争をしていないが、過去には、様々な恒星間国家同盟と、恒星間宇宙戦争を繰り返していた。EASU外宇宙軍は、過去に何度も、宇宙艦隊の艦隊戦に負けて、恒星間国家同盟EASUは危機的な状態を迎えていた。この過去から、EASU外宇宙軍は、穏健派が主流派では無く、EASUの拡大を目指す急進派が主流派となっている。現在のEASUと非EASU加盟諸国が締結した、「銀河平和条約」を破棄することを望む、EASU外宇宙軍の軍人達は多い。EASUは社会が硬直し始め、惑星セレスのプラネット・トレードが開始される時代は。非EASU加盟諸国の方が、天の河銀河の新しい人類居住可能な惑星探索と、惑星開拓に成功している。うーん。外宇宙軍はキレている人達の集まりというわけでも無いんだね。どうも、ウチのタビヲン王国の昔みたいに、ヤバい恒星間国家同盟が沢山在るようだし」
コロン「……EASU外宇宙軍は、恒星間国家同盟EASUの拡大を目指しているの……」
トパジア「それでは本題に戻るか。レアは、両親から愛されていた記憶があるが、両親の死後に孤独に戦ってきた暗い人生観がある。鉄男がベイツァー隊の同僚クロエと一緒に、「急進党」の私兵「出雲改革隊」の襲撃からレアを救ったことで、レアは運命を感じる。レアは両親が重装甲歩兵として戦死しているため、強い人間に憧憬を抱く傾向がある。鉄男が出雲の星京御所でES11型を起動してテロリスト「暁の旅団」のMLを倒し、EASU軍の突入を助けた事で、人質だったレアは、鉄男への思いが爆発。「急進党」が出雲の政権をクーデターに近い形で取った後も、企業国家BOUND社の仕事はスーパーウーマンのため、レアはキッチリこなしているが、鉄男と接近するために、ベイツァー隊の責任者ユウ・ニールソンと親しくなろうとしたり、メンヘレの部分は間違いなく出ている。だが、ユウ・ニールソンは、冗談だけで生きているような人間なので、真面目なレアとは話が合わず、レアは怒りを溜めている。鉄男は、銀河最大の企業国家GADIC社のセントラルシャフト直営部隊ベイツァー隊の一員のため、言い寄ってくる女性が多い。鉄男は、最初、レアを相手にしていないが、レアの思いが真剣なことに気がつき、真面目な女性で在ることを知って考えを変える。鉄男はGADIC社の精鋭部隊のベイツァー隊の隊員のポジションを維持するために女性と付き合ったことが無く、レアも心を閉ざしていたため男性と付き合ったことが無く、最初は上手くいかないが、少しずつ、言葉と思いが繋がっていく。だが、企業国家ナハシュ社との戦闘が長期化し続く中で、ベイツァー隊にも戦死者が出始める。「レギオン」では、企業国家ナハシュ社との戦いが続く中で、GADIC社は、惑星セレスの国家出雲へ向けて、衛星企業国家軍の宇宙艦隊を向かわせる。GADIC社の衛星企業国家軍は、他の恒星系の惑星開拓戦争から引き上げたり、戦線を切り上げたりして、戦線をBOUND社の様な友好的な中堅企業国家軍に任せたりしながら兵力を惑星セレスに投入していく。惑星セレスのプラネット・トレードで行われる企業国家軍の戦争は過熱していく。他の五大企業国家も、「五大企業国家の庭」で行われているプラネット・トレードを阻止するために、企業国家軍の増援を派遣する。同時に、経済も過熱していき、企業国家ナハシュ社の株式は、高騰していく。その中で、リーグ系の企業国家も、惑星セレスへ企業国家軍を送り始める。戦闘が激しさを増す中で、銀河解放運動を掲げるテロリスト集団「暁の旅団」が惑星セレス各地でテロを行っていく。惑星セレスを巡るプラネット・トレードは、焦点となる歴史的な大事件へと向かっていく。うーん。プラネット・トレードが活性化しすぎて、銀河の経済が、完全に加熱しているんだね」
コロン「……GADIC社は、惑星セレスのプラネット・トレードで痛手は受けるけれど、「EASU恐慌」の発生後も存続し続ける事が出来たの……出雲国も自由保守党が政権与党に復帰できるし……」
トパジア「「レギオン」では、鉄男とレアはラストで結婚する事になるし、一応のハッピーエンドかな。じゃあ、10回目は、私の旦那だ!恥ずかしいな」
コロン「……だめだよ。トパジアちゃん、あちゃいも針屋書店キャラクターMIXの5回目で恥ずかしい秘密がばれたんだから……」
トパジア「まあ、いいか。ジーウーと私のイチャイチャ、ラブラブのウザイ夫婦を、世界に発信する時期が来たんだよ。ハッ、殺意のオーラ!気のせいか。セルラが、ジーウーを略奪愛しようと、まだ狙っているし。弱体化して居てる今の私では、セルラには敵わない。セルラは野党政治家だし。私は与党のタビヲン王国宰相だけれど」
コロン、トパジア「それでは第10回で、お会いしましょう」