針屋書店キャラクターMIX第011回耕太郎

門倉耕太郎

コロン「……第11回は、耕太郎だね……SFミステリー「電脳世紀東京」シリーズの主人公なの……本名は門倉耕太郎(カドクラ・コウタロウ)……」
トパジア「では、店長から、営業用に渡された資料集を読んでいくよ。電脳世紀東京の時代は、地球人類が、恒星間航行を実現した、「EASU」誕生前の時代が舞台だね。人類が初めて、地球以外の人類居住可能惑星「セカンド」への恒星間移民ができるようになった時代だ。店長が作ったSF用の未来年表の中で、「星の旅人」「レギオン」「ザ・トーキョー・デュエル」の舞台となる恒星間国家同盟「EASU」が出来る、「銀河大航海時代」の最も最初期の話だね。人類は、宇宙物理学の発展により、恒星間航行を開発。そして、人類が第二の地球と呼ぶ「セカンド」への恒星間移民が開始される。この時代を舞台に、主人公である東京の警視庁に勤める刑事、門倉耕太郎と、行政企業ビューロクラシー社の「すぐやる課」に勤めるヒロインの結貴の物語は開始される。耕太郎と結貴は、「ネイショニストワルツ」の続編である「ノーブル・パゴーダ」では、結婚して一男一女を授かり、次の子供が生まれる。だが、結婚までの道のりは平坦では無く、「ネイショニストワルツ」では、記憶を失っている、耕太郎の姉で、結貴の親友の、弥生が二人の結婚に強く反対する。弥生は、頭を撃たれる前から、耕太郎と結貴の結婚には反対していた。記憶が幹細胞治療で戻ってからも、やっぱり反対していた。耕太郎は、優秀な刑事であるが、アソシエーションが安定している時代に生まれ育っているため、危機的状況には弱い面がある。耕太郎の父親のパートナーだったアンドロイドのレイナは、耕太郎が、頼りない母親に似たと溜息をついている。レイナは、正式名称は零七式人型人造人間。通称レイナ。レイナは、エクステンダーが作ったアンドロイドである。過去の耕太郎の父親と母親が刑事をしている時代に、人工的に遺伝子操作により、優性遺伝で作られた、能力拡大種エクステンダー達は人類への反乱を試みる。エクステンダー達が、人類を滅ぼすために作った、アンドロイドや、人工知能や、ロボットと、レイナは同じだったが。人間と同じ自我を持っているレイナは、自分の存在理由に苦しむ。一度は耕太郎の父親と、耕太郎の母親達、人類を裏切り、エクステンダーと共に行動するレイナだったが、耕太郎の父親と母親に説得されて、人類の側に立つことを決断する。そしてエクステンダー達の中でも、人類の側に立つ者達が現れる。エクステンダーは、人類の進化した姿では無く、ただの人間であると、人類の側に立つエクステンダー達は考える。現在、レイナは、耕太郎の父親と母親の息子である耕太郎と、娘の弥生の人生を見守ることが、寿命が、長い自分の役割だと考えて居る。ちなみに、「EASU」では、アンドロイドは禁止されている。このため、「EASU」の時代、レイナは、恒星間国家同盟「エボリューション・スペーサーズ」の国家に居て要職を務めている。「EASU」誕生前の地球政府「ジ・アース」時代の終焉と共に、レイナは、他の自我を持ったアンドロイド達などと共に地球から脱出し「エボリューション・スペーサーズ」の国家へ移住した」
コロン「……あちゃいも、散々、お尋ね者として、異世界を逃げ回っていたし、レイナの気持ち、良く判るわ……」
トパジア「自我を持ったアンドロイドなんて、ただの、危険な機械人形じゃ無い。で、耕太郎は、どうなった。「ネイショニストワルツ」で、アソシエーションは三つの勢力に分割される。そして、それ以降の時代は、世界的に不安定な状態が続く。その中で、耕太郎と結貴は、未来を信じて結婚へと向かっていく。ちなみに、耕太郎と結貴は、託児所に子供を預けて、共働きを続けている。電脳世紀東京の時代の、東京では、様々な人種や民族が、住んでいるが「ネイショニストワルツ」では、意図的に、日本人以外出さなかった。だが「ネイショニストワルツ」と別の話では、外国人や、様々な、人種や、民族の人達が、事件に巻き込まれる話も、プロットとしては在る。電脳世紀東京の時代では、企業国家が、できあがる前の時代で、セカンドの他に、恒星間移民が開始されていく時代の中で、地球政府「ジ・アース」が発足し、企業国家は力を持ち始める。そして企業王朝時代へと向かっていく。電脳世紀東京は、エクステンダー達の反乱の痛手が、まだ残っている時代である。志賀班長は、子供時代にエクステンダー達の反乱の時に家族が全員、命を奪われて居るため、エクステンダーに作られたレイナのことがスゲェ嫌いだが、恩人である耕太郎の父親と母親との関係から、我慢している。「EASU」の時代では、人類は不老長寿の技術を既に開発しているが、「エボリューション・スペーサーズ」以外では、「EASU」も含めて禁止される場合が多い。だが、不老長寿の技術を使える、「エボリューション・スペーサーズ」の国家は、国民皆兵で、非EASU加盟諸国との恒星間宇宙戦争が続いているため、戦死する可能性の確率が、かなり高い。だが、戦争で死んだ場合、クローン人間として、バックアップされた記憶と共に再生は可能である。「EASU」では、遺伝性疾患を治すことが、一部の例外となる疾患と状況を除いて禁じられているため、「星の旅人」のモニカの叔母のスージーは、遺伝性疾患から子供が産めない。それで、スージーは血の繋がった姪のモニカを自分の娘と呼んでいる。耕太郎と結婚する結貴は、度胸と根性があるタイプで、「電脳世紀東京」のシリーズでは、深刻な耕太郎の話の気分転換をするコメディパートを担当する。結貴の仕事では、少しユーモラスな、「すぐやる課」の個性的な同僚達と共に、電脳世紀東京の、別の側面を「すぐやる課」の仕事で見せる役割を担っている。だが、ネオウヨ国家の解体の仕事のように、仕事の内容自体は深刻だが、少しユーモラスな話の運びとなる。電脳世紀東京では、耕太郎と結貴の話を交互に進めていく形式のストーリー展開を採用している。耕太郎は熱血主人公として、電脳世紀東京の物語を引っ張るタイプとして設定されている。結貴は、仕事を持っている働く女性として設定されている。ちなみに対テロ課のツワブキのパートナーのアンドロイドであるカヨは型式番号は+4と書く。「死を加算する」、と言う意味があり、通常のロボティクス・ガイドラインに従う、人間を傷つける事の無いアンドロイドや、ロボットとは違う。この時代では、警察の採用する拳銃は、熱線銃のヒート・ブラスターが正式採用されている。ヒート・ブラスターは威力の増減がセレクターで可能である。だが、実体弾の銃火器も多く使われている。そろそろいいかな」
コロン「……次の第12回は、マリアちゃんだ……」
トパジア「やはり、来たか。「音速蹴りの修道女」から、「音速蹴りの聖女」にクラスチェンジするか。私もマイリース村の教会でジーウーと結婚式を挙げるからね」
コロン、トパジア「それでは第12回で、お会いしましょう」