水激武
トパジア「針屋書店キャラクターMIXの10回目は、あたしの旦那様、水・パウロ・激武だね。ついに来たか。ここは、ズバリ、熱々イチャイチャ・ラブラブの結婚生活を語ろうか。新婚生活から5x歳の現在に至るまで」
コロン「……トパジアちゃん、ダメだよ、暴走しちゃ……女子会の内容は秘密だよ……」
トパジア「判っているよコロン。ドゲッサー編が終わってから、8年後の「勇者(ヒーロー)編」で、スカイの勇者(ヒーロー)パーティの武闘家になったジーウーと再会するまで、あたしの人生は、色々と大変だったんだよ。設定資料集を読むまで知らなかった事もあるし。では、説明して行くよ。ジーウーは、東方の国、夏周夏国の出身だね。コモンは、様々な人種や、民族や、デミ・ヒューマン、モンスター達が混在する場所だけれど。ジーウーは、夏周夏国の、武覇山という、武術家達の集まる場所で、育って、生まれつきの武術家だったんだね。ジーウーがコモンに来た理由は、お爺さんの水老師と一緒に、武覇山の最高機密の秘伝書「太極武典」という危険すぎる奥義が記された、別名「一を持って万を討つ、人呼んで「破軍拳」」が記された秘伝書を持ち去った、武覇山の裏切り者である、実の父親、水戦武を追って、コモンまで辿り着いたんだね。
武覇山の最強の天才武術家、水戦武から「太極武典」を奪い返すために、武覇山の中では、選抜のトーナメント戦が行われたけれど、勝ち残り、選ばれたのが水戦武の一人息子ジーウーだった。ジーウーの祖父は、実の息子である水戦武を倒す使命を、武覇山の最高幹部会「九老頭」の決定で、孫のジーウーが与えられたとき、業の深さに涙を流した」
コロン「……あちゃいの母ちゃんも、あちゃいを守るために、異世界の日本で、あちゃいと、あちゃいの孫娘のレイドをファンシー魔法で、ヌイグルミの鳥にしたんだ……」
トパジア「ウチの家も家族の繋がりは強いんだよね。セルラは、例外だけれど……。ジーウーも素直に話してくれれば良いのに。じゃあ続きを読むよ。ジーウーと水老師はコモンで「あの男」水戦武の足取りを探す。途中で、スロプ王国の冒険屋に身をやつした、「黒鷹」達と共に行動を開始する。
「秘密結社ドゲッサー編」の最後で、ジーウーは、将来の結婚相手トパジア・クトイハと一緒にマイリース村の教会でキリスト教の受洗を受けて婚約する。そう、ジーウーの愛を得て、セルラを倒した、あたしは、正真正銘の勝ちヒロインになったのだ(ドヤ)。
ジーウーは、イシサ聖王国のトレナーヌ伯爵領の城門で、水老師に自分の成長を見てもらいたく意気揚々と向かうが、悲劇が発生。水戦武が首領の秘密結社「不死鳥」の幹部、第六師「凶言」と第八師「捻りのネン」に、「不死鳥」の秘密を探っていた水老師は殺される。そして、同行していたエルフのフラー・ソイラスは瀕死の重傷の状態だった。
ジーウーは、一命を取り留めたフラー・ソイラスから秘密結社「不死鳥」の秘密を知らされる。秘密結社「不死鳥」の首領の第一師「不死鳥」は、コモンの裏の世界で、勢力を伸ばしていた。タビヲンの四剣士と呼ばれる最強格の四剣士「黒竜王」「不死鳥」「屍」は、今でも健在だった。そして、スカイが南方大陸に逃走した後で、コモンは戦乱が始まる。ジーウーは、フラー・ソイラスが探す、エルフの秘宝、世界を滅ぼす「破壊の槍の鍵」を「不死鳥」が持っている可能性をジーウーに話す。
そして、「黒竜王」「不死鳥」「屍」「天馬」「獅子鷲」達が、「呪いの渦」の配下として、魔帝国を建設するために、戦乱が始まったイシサ聖王国で動き出す。
ジーウーとフラーが居る、イシサ聖王国では、デミ・ヒューマンや、モンスター達の反乱が開始される。イシサ聖王国は、過去に小国家が乱立していた戦乱の時代を急速に、イシサ聖王国が、纏めて出来た大国だった。マリア・フィッタ・ギーの故郷の実家アッパカパー伯爵家は、過去はアッパカパー王国だった。
フラーは、ミドルン王国で、反ミドルン王国のエルフの国「永久の森」出身と言うことで、「ウイッキイド・ゴースト」に捕縛される。ミドルン王国は、フラクター選帝国と同盟を結ぶ「永久の森」との戦争状態に突入していた。ジーウーは、フラーを救い出そうとするが、アン・ヘイコックはキレていて上手く行かない。
ミドルン王国で、ジーウーは、南方大陸から戻って来て強制的にヘルハウンド連隊に原隊復帰させられたスカイと、ミドルン王国は第二の祖国と言って自ら志願兵になったマリア・フィッタ・ギーのコンピと合流した。一時期コロンのニセ者、原点からマイナス0.5の多元宇宙のコロナ・オタンビーと、スカイ、ジーウー、マリア・フィッタ・ギーの勇者(ヒーロー)パーティは仲間を組む。本物の原点0のコロンが、異世界から戻ってきて、コロナ・オタンビーをしばいて、異世界に追い出し勇者(ヒーロー)パーティは完成する」
コロン「……あの女、別世界の、あちゃいは、あちゃいのフリして、スカイに手を出そうとしやがった……アチャイがスカイの妻だ、そこの所を教え込んだんだ……あちゃいも172年間異世界と過去と未来を逃げ回って……ようやく、元の世界に戻って来ることが出来たんだ……」
トパジア「コロン、みんなの夢を奪うことは止めようよ。あたしもタビヲン王国の首相になった今は、5x歳だけれど。コロンから、教わった年齢詐称魔法で、あたしの外見と肉体年齢は十代後半なのね。セルラは、副作用無しの年齢詐称魔法を知らないんだよね。じゃあ続きを読んでいくよ。キャンディボーイズのローサル達がヒマージ王国を滅ぼして作ったローサリア帝国と、スカイ達の勇者(ヒーロー)パーティは、ヘルハウンド連隊の指揮の下で、ミドルン王国を守るために戦う。タビヲン王国のターレン王が率いる軍勢は、イシサ聖王国のホイリーナ王女からの救援要請で、イシサに向かう。分裂をして、小国家が乱立して、血みどろの権力闘争と戦乱が続く、昔、イシサ聖王国があった西コモン。
ジーウーは、スカイ達の勇者(ヒーロー)パーティの一員として、「呪いの渦」の配下となった、秘密結社「不死鳥」の首領、水戦武と戦う。
そして、究極の邪拳「破軍拳」を使う「不死鳥」水戦武に、スカイ、コロン、マリアも、全員、フルボッコにされて、一旦勇者(ヒーロー)パーティは全員戦闘不能になる。
だが、「勇者(ヒーロー)パーティ」全滅の危機の前に、鬼神と化していた、「不死鳥」水戦武は、急に、元に戻る。
武覇山の秘伝書「太極武典」の奥義「破軍拳」は、人の心を闇に落とし、光に向かわせる、矛盾する「陰陽」の力を持っていた。
正気に戻った、「不死鳥」水戦武は、ジーウーが、自分の血の繋がった一人息子、水激武で在ることに気がつき懊悩する。
「不死鳥」水激武は、戦闘不能になっている、ジーウーと、スカイ、コロン、マリア達を、介抱するように、部下の秘密結社不死鳥の幹部会「不死鳥23師」達に命じる」
コロン「……トパジアちゃん。そろそろ、ネタバレだよ……」
トパジア「えー、もっと旦那様の秘密を読みたいよ。私は「勇者(ヒーロー)編」では、長い間、鬼面丞に体を乗っ取られていたし。では、次の第11回は、店長の強い希望で、営業活動の一環で、SF作品「電脳世紀東京ネイショニストワルツ」の主人公、警視庁殺人課の刑事、門倉耕太郎か。フツーにイケメンじゃない?」
コロン、トパジア「それでは第11回で、お会いしましょう」