針屋書店キャラクターMIX第007回マグギャラン

マグギャラン

コロン「トパジアちゃん。針屋書店キャラクターMIXの7回目だよ。今回はマグギャランだね」
トパジア「シュラ姉とマグギャランは、仲いいんだよね。私のパパは、ヨーアック侯爵家出身でサフィアの父親の弟なんだよ。でも、ヨーアック侯爵家は、血が近い者同士で結婚をしすぎて、おかしくなっていたんだよ。私のママはヨーアック侯爵家の次女で、長女の鬼面丞に操られていたし。サフィアは、家督を「ターレン王物語タビヲン戴冠編」の最終話「決戦!首都カハイナ攻防戦」で、マグギャランと、姪のシュラ姉に譲るんだね。マグギャランとの一騎打ちで負けたパパも、マグギャランとシュラ姉にヨーアック侯爵家の将来を託すの。でも、パパは絶輪に命を奪われちゃった。そしてサフィアは、魔法剣士病で陛下の戴冠式を見ずに死んでしまうし。私は、陛下の側に寝返るのが遅くて、信賞必罰で、ヨーアック・クトイハ侯爵家は、クトイハ子爵家まで降格させられるんだよ。シュラ姉は、早い段階でマグギャランの所に行って寝返っていたんだけれどね。後でマリネはジョルジオと結婚して、大商人になるし、ブリリアント商会と、パケット商会とのコネが大きかったんだよね。」
コロン「……そんなことが在ったの……」
トパジア「それじゃ、店長から渡された資料集を読んでいくね。本名、「ポール・マグギャラン・マークソン・ヨーアック」だね。マグギャランは自分で冒険屋になるときにスカイに名乗った偽名を、そのまま使っている。「ゴロツキの騎士道」を適当な偽名としてマグカップを見ながら考え出した。「ターレン王物語」で、大国ハーベス王国出身の軍略家として、ターレン王の家臣として大活躍する。だが、ハーベス王国時代は、不遇で、優秀な姉のマルタ・マークソンの陰に隠れて、エリートコースに乗り切れなかったマグギャランだった。「黒い薔薇騎士団」と呼ばれる魔物達をゴネール大臣が政敵のラツワーン宰相を倒すために呼び寄せ、ハーベス王国は、魔物との戦いに突入する。
 マグギャランとルル達、若手の騎士達は「愛国獅子会」を結成し、ハイローゲーム学派と戦う。だが、マグギャランは、ハイローゲームを倒したと考えていたが、その後、人質に取られていた自分の許嫁の胸に剣を刺したことに気がつく。マグギャランはハイローゲームに幻覚を見せられていた。
 愛する許嫁を手に掛け、慟哭するマグギャランを嘲笑う、ハイローゲーム。
 ルル・ガーテンとマグギャランは、顔見知りである。ルルの母親は、マグギャランの所属する「羽牛聖騎士団」の副団長で、羽牛聖騎士団の団長は、ルルの母親の兄だった。そして、マグギャランの父親は、大国ハーベス王国が誇る、団員全員がワイバーンを駆る竜騎士である、飛龍騎士団の団長だった。
 だが、ゴネール大臣が、呼び寄せた「黒い薔薇騎士団」は、アンデッドモンスターの大軍を操り。討伐に向かった、マグギャランの父親の竜騎士団は全滅する。
 ハーベス王国に居る場所が亡くなったマグギャランは、父親の責任をとるために、家督を捨てて、馬に乗り放浪の旅に出る。ルル・ガーテンは、フラクター選帝国高等女学院へ旅立つ。
 だが、ハイローゲームは、666枚のカードを使う、デモンズ・タロットで気まぐれに占い、マグギャランが「デス・ナイト」。ハイローゲームを倒す人間だと後で知る。自身の死を一番厭うハイローゲームは狂乱してデモンズ・タロットを引き裂く。
 スカイとコンビを組み、コロン、フィッタと冒険を続け、スカイとコロンと一緒にドラゴンのダンジョンを制覇。そして、ターレン王子を国王にするように主君の「黒竜王」から頼まれている「魔獣」サフィア・ヨーアックに弟子入りを志願。スカイとコロン、トパジアと別れる。は、あの時は追い出したんだけれどね」
コロン「……あちゃいは、マグギャランがゲスだと思ってたけれど、後で純潔だったことを知るの……」
トパジア「陛下は辣腕なんだよ。部下ガチャで外れを絶対引かないんだよ。ユッタは魔法使いとしては、大した腕じゃ無いけれど、陛下が宰相にユッタを任命してから、タビヲン王国は改革の連続だよ。しかも全部成功。亡命中に陛下達がフラクター選帝国に行っていて、陣って言うヘタレ忍者をフラクター選帝国ヤマト領で「共存派」の将軍と直談判して正式な家臣にするんだね。レンタル扱いらしいけれど。でも、あのヘタレ忍者の陣は、弱者を守るときには覚醒してパワーを発揮するんだよ。陛下の乳母兄弟のロア・キステリも、タギャクイ伯爵家の潜性遺伝の「生まれつきの超人」の血が覚醒するし……」
コロン「……トパジアちゃん、営業の仕事だよ……」
トパジア「は、いけない、私もタビヲン王国の宰相として、失言と暴言が多いことで有名だけれど、全部スカイのバカが感染したんだね。じゃあ続きだ。ターレン王子は、仲間が揃ったことを確認し、タビヲン王国へと戻る。シュラーヤは、許嫁のマグギャランの身を案じて、何度も単身で、ターレン王子の軍陣へ現れる。そして、在る事件から、シュラーヤは、ターレン王子と共に行動する事を決意する。シュラ姉、そんなことがあったのか。隠していたな。マリネにUFOペンギンでルー姉と一緒に吊り上げられていたのに。あたしなんか、マリネと一緒に怪人コマンダーになって居たんだぞ。ターレン王子のカリスマで、混沌の大地は、ターレン王子側に付く。ターレン王子は、フラクター選帝国の軍事顧問団を受け入れていた、旧来の「混沌の長老会議」とは別に若い混沌の大地の指導者「混沌の青年会議」と和睦を結ぶ。混沌大地の「混沌の長老会議」はフラクター選帝国の「独立派」を呼び寄せる。送り込まれてきた、巨大合体ロボット、ブラスター・フラクターを格納したブラスター・フォートレスを使う、ブラスター・チームは、ターレン王子の暗殺を狙う。そろそろネタバレか。アレン・キーリングも「共存派」側の元老院議員で出てくるからね」
コロン「……そうだね……少し資料集の先まで行こう……」
トバジア「マグギャランはヨーアック侯爵になり、シュラーヤが20歳になってから結婚する。シュラ姉は、ちゃっかりしているんだよ。あたしは、ドゲッサー編の最後で、コロンとスカイが結婚式を挙げたときに、ジーウーから正式にプロポーズされて婚約するんだけれどね。でもね、ジーウーが、イシサ聖王国のトレナーヌ伯爵領の門に行くと、ジーウーと、お爺さんが追っている、秘伝書を盗んだ「あの男」が率いる秘密結社「不死鳥」の団員2名に、お爺さんが命を奪われるんだよ。エルフのオヤジも重傷だったらしいけれど。そう、秘密結社「不死鳥」は、ダビヲンの4剣士の一人「不死鳥」、水・戦武だったって、後で知ったんだね。ジーウーはコモンの人じゃないから。なぜ、お爺さんが命を奪われたのか、サッパリ理解できなかったんだって」
コロン「……次回は「星の旅人」のヒロイン、モニカ・スミスだね……。モニカは、ジョンの事を、思い続けて、「星の旅人」の最後で結ばれるの……はあ、素敵……、あちゃいは、スカイに思われ続けていたんだ……様々な時代や異世界を逃げ回っていた、あちゃいの帰る場所はスカイだったんだ……」
トパジア「コロンが、のろけると、また、パセリアに命を狙われるよ」

コロン「う゛っ」
コロン、トパジア「では、第8回で、お会いしましょう」