針屋書店キャラクターMIX第013回緑

コロン
フレイア先生

コロン「……大丈夫かなトパジアちゃん……」
フレイア先生「コロン、あの子なら大丈夫だよ」
コロン「……うん、トパジアちゃんは、政治家生活が長いからね……」
フレイア先生「さあ、コロン、針屋書店キャラクターMIXの第13回を進めていくよ」
コロン「……里山緑(サトヤマ・ミドリ)は、「ザ・トーキョー・デュエル」のヒロインなの……」
フレイア先生「店長から渡された、設定資料集では、杜氏正治は、英語でノンフィクション作品「ザ・トーキョー・デュエル」の執筆を行えるんだね。正治の結婚相手の緑は、日本国の地方の農村出身で、子供の頃から勉強が出来て神童と呼ばれていたが、ナルシストでは無いため、東京の大学に入っても地に足の着いた考え方をしている。正治は、「ザ・トーキョー・デュエル」の中で、緑の故郷の農村に行って、シティ・ボーイ故にカルチャーショックを受ける。緑は、大した努力をしないで東京の一流大学に入れる家に生まれた正治のことを、「一般人のボンボン」と苦笑交じりで呼んでいる。緑と正治の出会いは、大学の武道部での縁で知り合っている。緑は、正治と同じゼミで、ラグランジュポイントにある、日本国のスペース・コロニーの大学にゼミで短期滞在をしたことがあるが、ドラッグの密売組織がスペース・コロニーの大学内にあり、正治と緑は、ドラッグの密売組織を一網打尽にして警察に引き渡した事がある。正治は、政治部の記者を大学時代に目指す決意をする。そして、星雲通信社に入り、社会正義を目指して、リーグの企業国家と、EASU外宇宙軍の癒着を先輩達と共に追っていく。緑は、社会正義に燃える、正治を少し引いた目で見ているが、自身は、大学卒業後に、故郷が、一村一品運動で、観賞用の高価な巨大盆栽の松の木を、日本ブランドで銀河中に販売している東京のオフィスに勤務している。緑と、正治は両方とも、ネイティブではないため、英語の会話は上手くないが、正治は、英語で文章を書くことは得意だった。過去の時代に、緑の故郷は、EASUが恒星間経済封鎖を受けていた苦境期に、昆虫食を食べていた時期があるため、緑は昆虫食ができるが、正治は、昆虫を食べることに恐怖していて、「やっぱり、東京生まれの一般人のボンボンだから」と、緑は溜息をつく。緑は、趣味は、クラシック音楽を聴くことぐらいだが、正治は、バイク通勤をしていて、物欲が強いため、タバコを吸わないのにオイルライターを、いつも持っていたり、趣味が多い。その辺りは、男だから仕方が無いと割り切っている緑だった。「ザ・トーキョー・デュエル」で、緑と正治は、結婚するが。緑の故郷の農村に正治は行って、緑の両親から結婚の許可を貰う話がある。だが、その背後で、正治は、大学の武道部の先輩シンゴから、EASU外宇宙軍の要塞から持ち出した、デッキと呼ばれる、マズイ情報の入ったストレージを渡されている。正治は、バイク通勤に使うバイクのカウルの内側の隙間に、強力テープでデッキを貼り付けて隠しておいた。緑の単身者用のマンションにも、外宇宙軍のスパイ組織が、入ってデッキを探していて、正治は、最終的には苦渋の決断を行う。事情を知らない緑は、外宇宙軍のスパイ達に、家捜しされて何も奪われなかったことで、奇妙思いながら警察に被害届をだすが。緑と正治の大学の武道部の後輩で、警視庁公安課の樹菜子は、不審に思う。樹菜子は、正治に問いただす。緑のことを考えて、危険な政治部の記者の仕事を辞めるように樹菜子は助言する。正治の武道部の先輩で傭兵のシンゴ達は、東京の郊外にある、軍需企業ダーマ8社の研究所を、重装甲服と支援ドローンなどを使って襲撃し、殺人ロボットなどを撃破して、デッキの解除キーを手に入れる。そして、正治と、正治が取材した違法なクラッカー、シンゴ達は、デッキの中身が、EASU外宇宙軍とダーマ8社が、共同開発した、新型の宇宙戦闘用のMLの設計図だったことを知る。だが、それは、デッキのプロテクトを低い水準で解除すると現れるダミーの情報だった。外宇宙軍の公開されない軍事活動やスパイ活動の全てのデータがデッキの中には入っていた。既に、今までEASU外宇宙軍に宇宙戦闘用のMLを納入していた、EASUトリニティ寄りのYi社は、新しいダーマ8社との、外宇宙軍の次期採用の主力宇宙戦闘用のMLの開発トライアル競争で負けて経営上の大きな転換点に来ていた。Yi社は今後陸戦型のML部門へ参入して行く。傭兵のシンゴ達と、違法なクラッカーは、次々と外宇宙軍のスパイ組織に命を奪われていく。身の危険を感じる正治であったが、EASU空軍の情報部「ソブリン・イーグル」の二重スパイ、ハロゲンに、デッキを渡す決断をする。正治がEASU外宇宙軍に命を奪わなかった理由は、正治の命を奪うとデッキの行方が判らなくなるからだった。EASU外宇宙軍のスパイ、クラウンは、正治達がダミーのデータまでしか解除できなかったことをハロゲンの話から確認し、正治の命を奪わない決断をする」
コロン「……ああ、正治は緑の事を考えたんだな……。スカイも、あちゃいの事を考えて居ないようで考えて居るんだな……」
フレイア先生「企業国家カブキ社の御曹司と結婚した継美は、正治から紹介された、星雲通信社の経済部の記者桂田美咲と、共に、非EASU加盟諸国の日系国家との、繋がりが、カブキ社内にあることを突き取める。非EASU加盟諸国の中には、EASU寄りの国家や、恒星間国家同盟もあるが、大部分はEASUとの対立姿勢を崩さない、恒星間国家同盟に所属する国家がほとんどだった。銀河解放運動のテロリストと外宇宙軍との繋がりを、同学年の武道部の友人、樹菜子から聞いて、疑う継美だった。銀河解放運動のテロリスト達は……、この後は、継美のキャラターMIXの時に行えば良いかな」
フレイア先生「次回の第14回は「星の旅人」の準ヒロイン、ヘレン・プリスコードだ。しっかりスカイを捕まえていなければダメだよ。コロン」
コロン「……あちゃいは、大丈夫だぞ母ちゃん。あちゃいとスカイとの間に子供は五人生まれている。息子達の一人は、レンズ人のセイカの娘と結婚して、孫娘のレイドが生まれる段取りは出来ているんだ……」
フレイア先生「レイドは、しっかりしているからね。すぐにキレる欠点があるけれど。誰に似たのか」
コロン「……あちゃいじゃないぞ、あちゃいじゃない……」
謎の高笑い「ほほほほほほほほ、相変わらずバカやっているじゃ無いコロン。暇だから、「The Gallery」で、遊んであげる。ほほほほほほほほ」
フレイア先生「だれ?」
コロン「う゛っ……その声は、「四大元素魔法継承戦争編」で、あちゃいとレイドの、メンタル面での最大の敵「燃え尽きの白影(びゃくえい)」……声聞いただけで頭が痛くなってきた……」
コロン・フレイア先生「それでは、第14回で、お会いしましょう」